トライアスロン初心者に向けて「トライアスロンの心得」
トライアスロンのトレーニングをはじめるにあたり、道具を揃えることは必要ですが、身の回りの環境をしっかりと整えることが必要です。トレーニングをはじめる前に、自分のライフスタイルをきちんと見直してみましょう。自分の体のことを知っていますか?自分の体の状態のことを、しっかりとチェックすることが一番大事!です。自分の体に違和感があるのにトレーニングをはじめるとすぐに故障ということになります。しっかりと自分の体のことを理解した上でトレーニングをスタートしましよう。
あなたの生活習慣は?
食事や睡眠は十分にとれいていますか?現代のビジネスマンは食事がめちゃくちゃです。さらに睡眠時間を削っています。こんな状態で体をいくら鍛えても身体を壊す原因になります。朝昼晩の食事はちゃんと食べて、栄養のバランスを考え、十分な睡眠を確保することを心がけましょう。
まわりの理解はありますか?
トライアスロンは努力をした結果がそのまま表れるスポーツです。練習にかけた時間が長いと当然ですが、いい結果をもたらします。そうなると家族や職場の理解が必要になってきます。まずはいきなりトレーニングに時間をかけるのではなく、徐々にトレーニングを行い、少しずつ理解をしてもらいましょう。私も実際、4ヶ月ほどで身体がグッと締まってきました。それをみた妻はかっこ良くなってきたねとトライアスロンに肯定的になってくれています。
いつやるか?
いまでしょう~。と流行の予備校のまねをしましたが、自分の身体のことを理解した上でトレーニングを開始しましょう。まずはしんどいと思わないレベルの強度でスタートすることが大事です。いきなり走らないといけないなんて思ってしまうと、メンタル的にも負担がかかるので歩くことから始めてみましょう。トライアスロンをやり始めるとついつい昔の自分を思い出し、無理をしたくなります。グッとこらえて、一週間は様子を見ながらスロースタートをお勧めします。
目標の大会を設定してみましょう。
さて、やみくもにトレーニングを始めてゴールが見えないとなかなか辛いものです。そこで目標とする大会を選んでエントリーしてみましょう。仕事に締め切りがあるように、トライアスロンにも頑張れるように大会を決めていきましょう。
おおよその準備期間はオリンピックディスタンスで1年〜2年ぐらい、スプリントで6ヶ月〜1年を目安にされるといいでしょう(水泳の能力の依存)
練習に対する考え方
トライアスロンは、競技時間が長いので、基本的に長い時間動くことが出来る身体を作ることが基本となります。つまり、ベーストレーニングとして有酸素運動を中心としたトレーニングを考えましょう。例えば、スイムだと1時間でゆっくりと泳ぐ、バイクもランも2時間で長く走るようにメニューを考えてみましょう。マラソンの理論でLSD理論というのがありますが、まさにこの理論です。
ゆっくりと長い時間、身体を動かすと呼吸により取り込まれた酸素が血液を通じて筋肉に伝わり、これが繰り返されます。そして、心肺機能が強くなり、毛細血管が強くなり、筋持久力も強くなります。ポイントは焦らず、ゆっくりとやるです。
テクニックを学ぶ
トライアスロンを攻略するためには、3種目の基本を身につけることが重要です。スイムであれば、長い距離を泳ぎきるためのクロールの泳ぎ方を身につける。細かく言うと姿勢、水のかき方、キックなどがあります。これが出来ていないでいくら練習を積んでも成長は期待できません。しっかりと基礎をマスターしましよう。どんな方でも最初は初心者です。こちらも焦らず、じっくりとやって行きましょう。
苦手な種目はありますか?
トライアスロンはスイム、バイク、ランの三種目ですが、どれか苦手なものはありますか?スイムが得意な方はバイクが苦手だったり、バイクが得意な方はランが苦手だったりと、人により得て不得手があります。そこで、この苦手な種目を前半戦で徹底的に克服するために集中してトレーニングをすることをお勧めします。実は苦手な種目は経験が少ないだけなのです。
簡単なことなのです。だから、練習会数を増やして、経験値を上げるだけで十分です。トライアスロンは3つの種目のバランスです。苦手な種目をある一定のレベルまで上げれば、あとは得意な種目でリカバリーをすればいいのです。しかし、苦手意識が先行しすぎるとリタイアなんてことになるので、最初のうちに克服しておきましょう!
3種目一度に練習するの?
結論から言うとNOです。それよりも最初は基礎体力作りが大事です。スイムなら2kmを連続で泳げるようになるだとか、バイクなら40kmを連続で走れる、ランなら1~2時間走れるようになるほうがとても大事です。本番直前ですとバイク⇒ランのトレーニングを加えていくと本番への不安が解消されるのではないでしょうか?そして、基礎ができてくると今度は各種目においてタイムトライアルトレーニングを入れていくといいです。
練習記録をつけておく
実はこれが一番大事だったりします。どのトレーニングを時間、距離をやったのか、その時の気持ちはどうだったか、身体の疲労感は?これらをきちんとつけておくだけで、自分の成長が把握でき、モチベーションが上がってきます。一ヶ月前は5km走るのに45分かかったのにいまでは35分、200m泳ぐのが精一杯だったのに500m泳げるなど自分の成長を見ることが出来ます。
さて、忘れがちですが、その時の気持ちや疲労感も書いておきましょう。なぜか?仕事が立て込んでいる時はやはり疲労感が出やすいとか、朝走った方が身体が動くとか、気付きがあると思います。
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