トライアスロンにおけるスイムのウエットスーツの選び方について
トライアスロン初心者でスイムについて一番多い悩みはウエットスーツの選び方です。
わたしもこれだけは当初、頭をなやませました。
なぜなら、金額もピンキリで安いものと高いものの違いもわからない。
ほんと、トライアスロンって情報が少ないですよね。
でも、安心して下さい。こちらでバッチリお伝えしますよ!
日本のトライアスロン大会では基本的にウエット着用推奨、もしくは着用義務となっています。
なぜ、ウエットスーツを着ないといけないのか・・。
そもそもこの問題から解決しておきましょう。
ウエットスーツの効果は3つあります。
1.保温 2.浮力 3.抵抗軽減
そして着用する目的は1つ 【安全】です。
ウエットスーツは、ハイテクノロジーで作られた、いわば機能的なライフジャケットです。
たくさんのぷくぷくの気泡が入った合成ゴムで作られています。
だから、水に浮きます。そして、熱を遮断する効果があるのです。
さらにさわってみるとヌメッとツルッとって感じの肌触りです。
水の抵抗といのは思っている以上に大きいため、水の抵抗を軽減する役割を持たせてあります。
ウエットスーツはスイーーーと水面を泳ぐイメージです。
一般の方々が参加する大会では、事故に備えて、浮力効果の高いウエットの着用を推奨しているということでしょう。
先日、石垣島の大会でもスイムパートで亡くなった方がおられました。
ウェットスーツをちゃんと選ぶことは大事なことですね。
さて、どんな基準でウエットスーツを選べばよいのでしょうか?
ポイントは2つです。
1.動きやすさ 2.脱ぎやすさ です。
スイムパートでは、基本的にクロールで泳ぎます。クロールの泳ぎ方を想像してみて下さい。
肩をグルグルまわして動かしますよね。腕が回しにくかったり、なんか気持ち悪い。そんなウエットスーツだと、スピードアップするために着用するウエットスーツが邪魔になってしまいストレスを感じてしまいます。逆にスピードが遅くなるようなイメージを持ってしまってもいけないと思います。
ということで機能的である動きやすいものをえらびましょう。
もう一点は、せっかくウエットスーツでスイスイ、グイグイ、ガンガン泳げたとしても、
早く泳いで稼いだ時間を、脱ぐことに時間がかかってしまってプラマイゼロでは全く意味がありませんね。ヌルッと脱げるウエットスーツを選びましょう。
さて、ここまでは選ぶための基準について述べてきました。
いよいよ、本格的にトライアスロンのウェットスーツ選びに入って行きましょう。
トライアスロン用のウエットスーツには、2つのタイプあります。
■フルスーツ・ロングジョン
フルスーツといわれるものは、ぴちぴちの長袖、長ズボンです。
ロングジョンといわれるものは、袖がなく長ズボンです。
それぞれの特徴を述べるとフルスーツは、全身タイツみたいですから、保温性に優れています。
一方ロングジョンは、袖が無い分、水温の高い場合に使用します。そして、何より袖周りの自由度が高いので、腕を回すことができます。
フルスーツは、袖まである分、若干ストレスを感じる方もいらっしゃいますが、
ロングジョンよりも覆う部分が多くなるため、水との抵抗がへり、浮力も増すため、結果的に速くなる可能性がありますね。
さらにワンピースタイプとセパレートの2種類があります。
ワンピースは上下が繋がったもの、セパレートは、上下が別れたものです。
どっちにするか悩みが増えましたね。
では、ウエットを脱ぐ時のことを考えて見るといいでしょう。
ウエットを脱ぐ時は、スイムからバイクへの切り替えの時間です。
時間との戦いですから、脱ぎやすいものを選ぶとよいでしょう。
ワンピースの場合には、背中に開閉チャックがあり、長いヒモがついていて、それを引っ張って開閉します。
だから、心配するほど脱ぎにくいと感じることはありません。
セパレートの場合は、開閉チャックのあるものと、無いものに分かれます。
チャックがある場合は、前面に開閉チャックがありますから、操作がしやすい。
チャックが無い場合は、普段の服を脱ぎ着するイメージです。
さぁ、いよいよまとめていきましょう。
ウエットの種類について、紹介をいたしましたが、、、
さてさて、これだけあると、逆に何を選んでよいかも迷ってしまうかもしれませんね。
ということで、いくつかのパターンで見て行きたいと思います。
とにかく脱ぎ易いものを選びたい!
脱ぎ着のしやすさだけで選ぶなら、ロングジョンがオススメ。フルスーツでワンピースの場合は、
ウエットの腕から手を抜くのにもたつくことがありますが、ロングジョンならスルッと脱げて楽ちんです。
ワンピースかセパレートかは、好みになりますから、インスピレーションで決めてみましょう。
背中のチャックに違和感があるような方は、セパレートがよいかもしれませんね。
スピード感を重視したい!
ウエットスーツの持つ、抵抗軽減、浮力を最大限に生かすのであれば、フルスーツになります。
最近のウエットスーツは腕のまわしやすを追求して考えたられた設計をしています。
しかし、これらは得てして高価であるケースがほとんどです。
こちらも、ワンピースかセパレートかは好みになります。
オールマイティを重視!
オールマイティな視点から選ぶとなるとなると、セパレートタイプの3点セットがおすすめ。
真夏の大会ではフルスーツ、ちょっと肌寒い季節の大会ではロングジョンと使い分けることができます。
コストを抑えたい価格重視!
最近ではトライアスロン用のウエットスーツを取り扱うところも増えてきていますのでずいぶん安くなってきました。初心者の方でまずはと考えるのであれば前述の観点で選んでみて下さい。
比較的、ワンピースのロングジョンがお求めやすく、安いものが多いです。
ウエットスーツは本当に優れものです。調べれば調べるほどわくわくします。
トライアスロンの面白いところにこのようにアイテムの情報が少ない分、いろんなことを調べる楽しみがあります。
あなたにあったウエットスーツを見つけて下さいね。
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