推進力とは・・・ その1

みなさんが思う推進力とはなんでしょう?

しっかり水をかいて進むのが、一般的な推進力かと思います。

ただそれだと、腕がパンパンになり腕が痛く・怠くなって疲れて進ますくなってしまうかと思います。

そこで、TIスイムの推進力のお話しです。

TIスイムでは、推進力を増加させる方法として、4種類があります。

左右の重心移動

右側の斜めの姿勢から体幹を回転させ、左側の斜めの姿勢に切り替えます。このときに重心が右側から左側へ移動します。この重心移動により発生する力は、入水する左手を前方に伸ばすときの加速に使われます。このとき重心移動は落差が前提となるため、からだは水面に対してフラットではなく側を作った姿勢であることが大切です。また重心移動距離を増やそうとして体幹を過度に回転させると、左右バランスが不安定になることに注意しましょう。

前後の重心移動

リカバリーの手は水中にあるときよりも重さが10倍になります。このため手を水上で動かすことは、バランスにおいて重要な作用をもたらします。

リカバリーの前半では、水上に手が出ることにより重心が後ろに下がります。リカバリーを始める前に十分加速を行い姿勢を安定させること、手を持ち上げずに肘を緩めて、手を水面の近い位置で動かすことでバランスを維持します。

リカバリーの後半では、反対側の手を水中で前に伸ばし続けることにより左右バランスおよび前後バランスを維持します。

入水動作では、肘を高い位置に保った状態から手を入水することで、重心を前方に移動します。肘の位置が高いほど位置エネルギーが大きくなり、手を入水した後の重心移動の幅が大きくなります。

あと2種類は、その2で!

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